ルーシーとライナスの弟?
PEANUT後期の主要キャラ「リラン」とっても魅力的
『ピーナッツ』と聞いて、あなたが思い浮かべるのは誰でしょう?
いつも不運なチャーリー・ブラウン?それとも、クールで哲学的なビーグルのスヌーピー?
口うるさいけどどこか憎めないルーシーや、安心な毛布が手放せないライナスを挙げる人も多いはず。
でも、物語の終盤、まるで彗星のように現れ、作品そのものを乗っ取ってしまったかのような存在感を放ったキャラクターがいたことを、あなたはご存知でしょうか?
その子の名は、リラン・ヴァン・ペルト。ルーシーとライナスの、一番下の弟です。
最初はただの物言わぬ赤ん坊だった彼が、いつしか作者チャールズ・M・シュルツの最後のミューズとなり、子供らしい純粋さと、ドキッとするほど大人びた洞察力で物語のラストスパートを駆け抜けました。
リランの存在なくして、後期の『ピーナッツ』は語れません!

リランというキャラクターの誕生シーンについて
途中からリランの登場が減ってきた?(消えかけた冬の時代)
チャールズ・M・シュルツさんのあるキッカケでリランが再び登場
さらにはリランが『ピーナッツ』という壮大な物語において果たした本当の役割まで、あらゆる角度から徹底的に、そして愛情たっぷりに掘り下げていきます。
さあ、あなたも知らなかったリランの奥深い世界へ、ようこそ!
「再放送」と名付けられた男の子「リラン」のちょっと変わった誕生

ルーシーとライナスの弟「リラン」の初登場は?まずは名前が発表される

チャーリー・ブラウン「僕が理解できないのは、どうしてお母さんがあんたを家から追い出すルーシーのやり方を許してるのかってことだよ……」
ライナス「母さんは家にいないんだ……昨日から病院に行ってるんだよ」
チャーリー・ブラウン「具合が悪いの?」
ライナス「さあ……誰も何も教えてくれないんだ……」
ルーシー(電話中)「新しい弟ですって?!! やっと『前のやつ(ライナス)』を追い出したばっかりなのに!!!」
リランが『ピーナッツ』の世界にひょっこり顔を出したのは、1972年5月23日のこと。
当時、ルーシーはライナスを家から追い出そうと躍起になっていました。そんな中、お母さんから告げられた衝撃の事実。
「あなたに新しい弟ができたのよ」。予期せぬ(?)タイミングでの登場でした。

1972年5月23日は生まれたことが描かれ、またリランの姿は出てきていません!
ルーシーとライナスの弟「リラン」の姿の初登場は?


ルーシー「おいで、リラン。ちょっとお散歩に連れていってあげるわ……」
ルーシー「そろそろ外の世界を見ておく時期だものね」
ルーシー「さあ、どう思う?」
リラン(心の声)「……これだけのこと?」
生まれてから約1年後の1973年3月、ようやくリランはキャラクターとして姿を現します。
でも、最初の頃からリランは物事を達観してみているのが、ライナスと似ていますよね。


リラン(心の声)「物事は、思っていたようにはいかないもんだな……」
リラン「生まれたばかりの頃は、みんなが僕の周りに集まってきたのに、今は誰も見向きもしない。あの頃はみんな、もっとたくさん笑っていた気がするし……」
リラン「(はぁ……)」
リラン「たった1歳にして、もう過去を懐かしんで生きてるなんて!」
ルーシーとライナスの弟「リラン」の誕生秘話 まさかの名前の由来とは


ライナス「聞いて……。ボクたちの新しい弟が泣いてるよ」
ライナス「長い間、ボクたちの弟はたった一人きりだったのに……」
ライナス「急に二人になっちゃったんだね!」
ルーシー「まったく、一年のこの時期(再放送シーズン)は、どこを見ても再放送(リラン)ばっかりなんだから!」


ルーシー「最初はね、一人っ子が良かったの」
ルーシー「でもあんたがそれを台無しにした!それで、妹ができるならいいかなって思い始めたの……。なのにどうなったと思う?また弟よ……まるで再放送(リラン)じゃない!」
ライナス「それだ!」
ライナス「あの子の名前は『リラン』にしよう!」
ルーシー「『リラン・ヴァン・ペルト』……やれやれだわ!」
彼の「リラン(Rerun)」という名前、実はとんでもなくユニークな経緯で決まったんです。
二人目の弟ができたことに対して、姉のルーシーが「まるでテレビの再放送(rerun)みたい」と皮肉たっぷりに言ったのを聞いた兄のライナス。
「それ、いい名前じゃない?」なんて言い出したのがきっかけでした。
もちろん、ルーシーは「リラン・ヴァン・ペルト…なんてこった!」と頭を抱えましたが、この名前がすっかり定着。
実は「リラン」の名前は未確定?
一部のコミックでは名前が引用符で囲まれ、愛称であることが示唆されていましたが、後になってリラン自身が「他の名前は知らない」と語る場面も。結局、彼に本名があったのかどうかは、永遠の謎のままなのです。面白いですよね?


リラン「はい、先生……僕の名前は『リラン』です……自分でもよく分からないけど……みんなそう呼ぶんです……」
リラン「はい、先週ここに来るべきだったのは分かってます……。ええと、今はここにいます……」
リラン「初日から『戦争と平和』を読まされることにならないといいんだけど……」
ルーシーとライナスの弟【リランの初期の姿】恐怖の自転車の定番ネタ


彼の仕事といえば、お母さんが運転する自転車の後部座席で、恐怖におののくことだけ!
迫りくる縁石、巨大なトラック、地面のひび割れ…。
彼の目を通して見る世界は、まさにサバイバルそのものでした。
この無力感と外界への恐怖は、リランの初期を象徴する、忘れられないイメージです。
リランと野球加入 初登場からいきなりスキャンダルを?賭博で試合を壊した?


チャーリー・ブラウン「どうかなあ、ルーシー…」
チャーリー・ブラウン「『リラン』みたいな小さい子が、レフトを守ってていいもんかな…」
チャーリー・ブラウン「フライが当たったら、あの子死んじゃうよ」
ルーシー「逃げれば死なないわよ!」
そして、登場してすぐに大事件を巻き起こします。
なんと、チャーリー・ブラウン率いる万年最下位の野球チームに電撃加入!
しかも、チームを初勝利に導くという快挙を成し遂げたのです。


「フォアボール!」
ライナス「勝った!勝ったよ、チャーリー・ブラウン!!」
ライナス、スヌーピー、ルーシー「今シーズン最初の試合に勝ったんだ!ついに勝ったんだ!!勝った!勝ったぞ!!!」
チャーリー・ブラウン「なんだか、涙が出てきそうだよ…」
チャーリー・ブラウンのチームは負けてばかりで有名ですが、リランがフォアボールを選んだことで、ついに勝利が決まったようです。
…が、しかし! せっかくの初勝利ですが、どうやら大人の事情(親たちの介入)によってその結果が危うくなっていきます。


ライナス「最初の試合に何か問題があったって?」
チャーリー・ブラウン「でも、僕たちは正々堂々と勝ったんだ、先生!生まれて初めて勝った試合だったんだよ!」
チャーリー・ブラウン「親たちが集まってるって言うんですか?でも、一体どうして?!」
ライナス「チャーリー・ブラウン、この世で『親たちが集まる』ことほど恐ろしいものはないよ!」


二人「賭けごと?!」
チャーリー・ブラウン「賭けごとのせいで、僕たちの勝ちを取り消すっていうんですか?!」
チャーリー・ブラウン「一体どこのどいつが、僕らのチームに賭けたりするんですか?!!!」
せっかくの初勝利が取り消された理由は、まさかの「野球賭博」でした。しかしチャーリー・ブラウンにとっては、勝利を奪われたこと以上に、「自分たちのような弱小チームに賭ける物好きがこの世にいたこと」の方が信じられない衝撃だったようですね。


チャーリー・ブラウン「野球賭博のスキャンダルだって!僕はもうおしまいだ!!」
チャーリー・ブラウン「せっかく初めて勝った試合を没収試合にしなきゃいけないんだ!」
ルーシー「チャーリー・ブラウン、一体誰が試合に賭けたりしたの?」
チャーリー・ブラウン「君のバカな赤ん坊の弟だよ!」
ルーシー「リランが?」
ルーシー「リラン、恥を知りなさい!!」
リラン「悪いことだなんて知らなかったんだ… 僕はまだこの世界にきたばかりなんだから!」
(まさかの犯人)賭けをしていたのは、なんとルーシーの弟「リラン」でした。
(リランの言い分)まだ赤ん坊に近いリランが放った「僕はまだこの世界にきたばかり(I’m new in the world!)」というセリフは、ピーナッツの中でも有名な名言の一つです。世の中のルールを知らない子供ならではの純粋すぎる言い訳ですね。


ルーシー「リラン、本当にガッカリだわ!」
ルーシー「チャーリー・ブラウンを説得してあなたを試合に出させてあげたのは私なのよ。それなのに、賭博スキャンダルに巻き込むなんて!」
リラン「たったの5セントだよ… 最近じゃ5セントで他に何ができるっていうんだい?」
ルーシー「もちろん、一つ認めなきゃいけないことがあるわね…」
ルーシー「チャーリー・ブラウンのチームに賭けるなんて、あなたほど勇気のある人は初めてよ!」
リラン「それについては一杯やろう(ミルクを飲もう)!」



怒っていたルーシーも、負け続けているチャーリー・ブラウンのチームに金を賭けるという「無謀な勇気」には、呆れを通り越して感心してしまいました。


チャーリー・ブラウン「まだ一つ、納得いかないことがあるんだ…」
チャーリー・ブラウン「リランは僕たちのチームが勝つ方に5セント賭けた…」
チャーリー・ブラウン「一体彼は誰と賭けをしたんだ?」
チャーリー・ブラウン「僕たちの負けに賭けたのは誰なんだ?!」
【まとめ】リランと(多分)スヌーピーが行った賭け事だった?
いきなりスキャンダルの主役になってしまうなんて、やっぱりヴァン・ペルト家の血筋はただ者じゃありません。
消えた80年代 作者シュルツの苦悩とルーシーとライナスの弟「リラン」


70年代に強烈なデビューを飾ったリランですが、1980年代に入ると、パタリと出番がなくなってしまいます。
まるで存在を忘れられたかのように、彼は物語の背景へと追いやられてしまいました。
これには、作者であるチャールズ・M・シュルツ氏自身の苦悩が大きく関係していました。
彼は後年、「リランをどう使えばいいか、アイデアが尽きてしまったんだ」と告白しています。
一度生み出してしまった以上、完全に消すわけにもいかない。
でも、物語の中でどう動かせばいいのか分からない…。主要キャラクターの弟という重要なポジションでありながら、作者自身がその扱いを持て余していた、まさに「冬の時代」でした。
この頃のリランは、ルーシーが何かを宣言している横で、ただ哺乳瓶を静かに持ち上げていたりする、完全に受け身の存在。まるで、物語の片隅で息をひそめているようでした。
1992年に何度かリランが登場しましたが、あまりリランが活躍はしなかったようです…




1992年11月16日
ルーシー「リラン、数字が得意になってきたんですってね…」
ルーシー「ちょっとテストしてみましょう… これを見て何て言うか教えて…」
リラン 「ゆび!」
1992年11月21日
ルーシー「いい、リラン。もう一度数える練習をしましょう…」
ルーシー「さあ、指は何本見える?」
リラン「親指以外ぜんぶ!」
1992年3月は、チャリー・ブラウンの家族旅行の回では、スヌーピーはライナス達のお家に預けられましたが、ルーシーとライナスは登場したのに、リランは登場しなかった…






1992年3月9日
チャーリー・ブラウン「家族で数日間、出かけることになったんだ…」
チャーリー・ブラウン「留守の間、僕の犬の面倒を見てくれないかなと思って…」
ルーシー「犬って?どの犬のこと?」
1992年3月10日
チャーリー・ブラウン「よし、これで決まりだね、スヌーピー。留守の間はライナスとルーシーと一緒にここにいるんだよ、いいかい?」
チャーリー・ブラウン「ほんの数日だけだから。彼らがちゃんと面倒を見てくれるよ…」
スヌーピー「置いてかないで!お願い、置いてかないで!!」
1992年3月11日
スヌーピー(心の声)「僕を置いていくなんて!見捨てられたんだ!僕の人生はもうおしまいだ…」
チャーリー・ブラウン「じゃあな、親友!数日で戻ってくるからな…」
ルーシー「ほらおいで、イヌ。中に入りなさい…」
スヌーピー(心の声)「捕虜収容所へと連行される、第一次世界大戦の撃墜王の姿がここにある…」
90年代にルーシーとライナスの弟「リラン」が『ピーナッツ』に登場が増える


長い沈黙を破り、リランが再びスポットライトを浴び始めたのは1993年以降に入ってからのこと。
シュルツ氏は、自身の孫の存在が、忘れかけていたこの末っ子キャラクターに再び命を吹き込むきっかけになったのではないかと語っています。
そして、ここからがリランの真骨頂!
赤ん坊から幼児へと成長した彼は、まるで堰を切ったようにその個性を爆発させます。
シュルツ氏自身が「リランがコミックを乗っ取った」と表現するほど、彼の存在感は日増しに大きくなっていきました。
ルーシーのライナスの弟「リラン」は犬が欲しい!スヌーピーとの奇妙で最高な友情


スヌーピー(心の声)「やあ、新人くん!」
(スヌーピーがリランをペロリ)
スヌーピー「おえっ(ぺっぺっ)!」
スヌーピー(心の声)「『君、ひどい味がするよ』なんて、本人にどう伝えりゃいいんだ?」


リランの最大の願い、それは「自分の犬を飼うこと」。でも、お母さんは絶対に許してくれません。
そこで彼が思いついたのが、チャーリー・ブラウンからスヌーピーを「借りる」こと! 頻繁にブラウン家を訪れては、「スヌーピーを貸してくれない?」と交渉します。


リラン「君の犬に、外に出て一緒に遊ぼうって言ってよ…」
リラン「今は5月なんだから、冬眠はやめて外に出て、人生を楽しまなきゃいけない時期だって伝えてよ…」
リラン「それ、全部書き留めておいた方がいいかな…」
時には、スヌーピーの兄弟であるスパイクを砂漠から連れてきて、自分のペットにしようと画策したことも。
この「犬が欲しい」という切実な願いを通して、リランとスヌーピーの間には、他の誰とも違う、特別で最高に面白い関係が築かれていきます。






1996年5月16日
リラン「こんなことを考えてるんだ…」
リラン「君には砂漠で暮らしているお兄さんがいるよね?」
リラン「彼にはもっといい家が必要だと思わない?きっとそうだよ。だから僕のアイデアなんだけど…」
スヌーピー(心の声)「誰か『ごはんの時間』って言った?」
1996年5月23日
ルーシー「リラン!あなたのイヌが来たわよ!」
リラン「どこ?」
1996年5月24日
リラン「ねえ… あれ、僕が思ってたゴールデン・レトリバーとはちょっと違う気がするんだけど…」
二人が一緒にカードゲームをしたり、雪の中を冒険したりする姿は、後期の『ピーナッツ』を代表する名シーンです。
リランは、大人びた悩みや素朴な疑問をスヌーピーに打ち明け、スヌーピーは(心の中で)皮肉を言ったり呆れたりしながらも、彼の最高の話し相手となるのです。このやり取り、本当にたまらない!


リラン「有名なリバーボート・ギャンブラーの『ジョー・ブラックジャック』と対戦するのは緊張するよ…」
ルーシー「ええ、彼が何を考えているのかさっぱり分からないものね…」
スヌーピー(心の声)「(トランプの)絵札に一枚もイヌが描かれていないな…」


リランは幼稚園は嫌い!?アンダーグラウンド・コミックに魂を燃やす芸術家


ルーシー「リラン、学校の時間よ!どこにいるの?」
リラン「行かないもん!ベッドの下に隠れてるんだ。」
ルーシー「出てきなさいって…パパに何て言われるか分かってるの?」
リラン「パパなら分かってくれるよ…パパも小さい頃、3日間もベッドの下に隠れてたことがあるんだって。」
1996年、5歳になったリランは幼稚園に入園します。が、これがまた一筋縄ではいきません。
毎朝のように学校へ行くのを嫌がり、ベッドの下に隠れてしまうのがお決まりに。姉のルーシーが説得に来ても、あの手この手で抵抗します。


リラン「これはボーダーコリー。ほら、こっちが守っている羊たちだよ」
リラン「突然オオカミがやってくるんだ。だからボーダーコリーは電話を手にとって、空爆を要請するのさ!」
おさげ髪の少女「私たちは花の水彩画を描くことになってるんだけど……」
リラン「全部、草原での出来事だよ……」
そして学校では、先生から「お花の絵を描きましょう」と言われても、彼は断固として自分の好きな絵を描き続けます。


リラン「もっとアクションを!もっと色を!」
おさげ髪の少女「今日は花を描くことになってるんだけど」
リラン 「僕は花は描かないんだ……アンダーグラウンド・コミック専門だからね」
リラン「ほら見て?ビリー・ジーン・キングとダフィー・ダックが、ロング・ジョン・シルバーを海賊船から放り出しているところだよ」
リラン「僕の作品には壮大な計画があるんだ……」
リラン「はい、先生……これらは通し番号付きの限定版プリントになります」
リラン「各プリントにはサインをして、鑑定書もお付けします……」
リラン「はい、先生……分かってます」
おさげ髪の少女「先生なんて言ったの?」
リラン「今日は花を描く日だってさ……」
彼が情熱を注ぐのは、奇妙なキャラクターたちが登場する「アンダーグラウンド・コミック」。
もちろん、周りの子からは「何を描いてるのか全然わかんない」なんて言われますが、彼は全く気にしません。
この姿には、商業主義に流れず、自分の描きたいものを描き続けた漫画家としてのシュルツ氏自身の哲学が、色濃く投影されていると言えるでしょう。
ライナスから教わった?リランと言うことを聞かないバスケットボールとの戦い


ライナス「リラン、シュートはこうやって打つんだよ」
ライナス「いいかい、まずはリズムをつかむためにボールを数回つくんだ…」
ライナス「それから、バスケットに向かってひょいっと投げる!」
リラン「どうして?」
兄のライナスにバスケットボールを教わって以来、リランは練習に励むようになります。しかし、これが全く上達しない!
何度やってもゴールに入らないボールに腹を立て、ボールを蹴飛ばすと、それが壁に当たって自分に跳ね返ってくる…というギャグは、彼の不器用さと可愛らしさが詰まった名作です。


リラン「お行儀よくできるようになったら、出てきなさい!」
ある時には、あまりにも言うことを聞かないバスケットボールをクローゼットに閉じ込め、「行儀よくなるまで出てきちゃだめだ!」と言い放つシーンも。
モノにまで人格を認め、真剣に格闘する姿は、まさに『ピーナッツ』の世界観そのものです。




ピーナッツのキャラクター「リラン」の好き・嫌いは?
リランの好き・嫌いを紹介します。とっても可愛い好き嫌いで、キュートなキャラですよね。
| 好き | 嫌い |
|---|---|
| スヌーピーと遊んだりすること。 絵を描いたりすること。 | 母親の自転車の後ろに乗ること(時々)。 ライナスの恥ずかしい癖。 他の子供たちと遊ぶには自分が小さすぎること。 トラブルを起こすこと。 幼稚園のクラスで花を描かなければならないこと。 スヌーピーが彼と遊ぶことを拒否すること。 |
個性がぶつかり合う!ピーナッツの仲間とリランを取り巻く人間関係


リランの魅力は、他のキャラクターとの関わり合いの中で、さらに輝きを増します。
- 姉ルーシーとの関係
- 兄ライナスにはガミガミ言うルーシーも、末っ子のリランには意外と優しい一面を見せることがありました。
- 靴紐の結び方を根気強く教えたり、幼稚園での出来事を真剣に聞いてあげたり。
- でも、リランがライナスのような変な癖を見せ始めると、「あなたのお兄ちゃんは石頭なのよ!」と厳しく注意する、過保護な姉でもありました。
- しかし、リランも負けてはいません。
- 積み木を崩したらどうするかとルーシーに脅された時、
- 「今は何もしない。でも何年も経って、君たちが家を買う時、僕が連帯保証人になるのを断る」
- と冷静に切り返し、ルーシーを絶句させたエピソードはあまりにも有名です。頭いい!
- 兄ライナスとの関係
- 直接的な絡みは少ないものの、兄弟の絆を感じさせるシーンがいくつかあります。
- リランは、ライナスの「安心な毛布」や「かぼちゃ大王」を信じる習慣を、ちょっと恥ずかしいと思っていたフシがあります。
- それでも、ライナスはリランにとって頼れるお兄ちゃん。
- かつてルーシーに映画『市民ケーン』の結末をバラされて激怒したライナスが、数年後、リランが同じ目に遭いそうになった時に身を挺してルーシーを止めるシーンは、グッときます。
- チャーリー・ブラウンとの関係
- 野球チームへの入団を巡って、二人の関係は描かれます。
- 幼児期に一度スキャンダルを起こしたリランですが、成長して再び入団を熱望!
- しかしチャーリー・ブラウンは「君は若すぎるし、小さすぎる」と頑なに拒否。
- するとリラン、「それは差別だ!」とまさかの反論。
- 挙句の果てに、スヌーピーを「世界的に有名な弁護士」として雇い、プレーする権利を勝ち取るという、とんでもない展開にまで発展しました。
- 彼の行動力、恐るべし!
ある日のこと。ピッチャーマウンドで練習に励むチャーリー・ブラウンの姿を、幼いリランはじっと見つめていました。その憧れのまなざしは、まるで「師匠(マスター)」を仰ぎ見るかのよう。
それからというもの、二人の間には不思議な絆が芽生えます。チャーリー・ブラウンはまるでお兄さんのように、リランにいろんなことを教えてあげました。
- わんちゃんへのごはんのあげ方
- 新聞配達のコツ
- そして、ちょっぴりドキドキするビー玉遊び。
ところが、意地悪なジョー・アゲートに騙されて、リランは大切にしていたビー玉をすべて奪われてしまいます。がっかりするリランを見て、チャーリー・ブラウンは黙っていられませんでした。
彼はリランのために勇気を出して立ち上がり、見事、大切なビー玉を取り戻してあげたのです。
【ピーナッツ】リランと「 おさげ髪の少女」の噛み合わない名コンビ
『ピーナッツ』の末っ子キャラ、リラン・ヴァン・ペルト。
彼が1996年に幼稚園で出会い、恋心を抱いたのが「 おさげ髪の少女」です。二人の関係は、リランの独創的な世界観と、彼女の冷静な現実感覚がぶつかり合う、シュールで微笑ましいものでした。


おさげ髪の少女「いい靴ね、リラン」
リラン「履き心地もいいよ」
リラン「前のはいつも少しきつかったんだ……色も気に入ってるし、底は弾む感じがするし、紐も結びやすいんだ」
おさげ髪の少女「褒められたときは『ありがとう』って言えばいいのよ」
リラン「ごめん……褒められたことなんて一度もなかったから」
リランは彼女の気を引こうと必死ですが、空回りすることもしばしば。


おさげ髪の少女「幼稚園のあれこれにはもう飽き飽き……」
リラン「ねえ、パリへ逃げちゃう?」
リラン「真夜中の飛行機に乗れば、明日にはパリにいられるよ……」
おさげ髪の少女「お金持ってる?」
リラン「50セントあるよ……もしかしたらビジネスクラスにアップグレードできるかもね」
特に有名なのは、彼女を「パリへ行こう」と誘ったエピソードです。リランなりのジョークでしたが、これが大人たちの間で大問題となり、リランは幼稚園児にして「停学処分」を受けるという伝説を残しました。
また、二人の絆は「図工の時間」に最も発揮されます。リランが描く前衛的な絵に対し、彼女は「ベイクドポテトみたいなハートね」「潜水艦みたいな睡蓮だわ」と容赦ない批評を浴びせます。しかし、リランは反論するどころか、彼女の言葉に合わせて絵のタイトルを変えてしまうほど、彼女の意見を尊重していました。
真面目な彼女は、授業中に寝ているリランを起こしたり、間違いを正したりする保護者のような一面もありました。自由奔放なリランと、彼を現実につなぎ止める彼女。この噛み合わない二人のやり取りは、連載後期の魅力的な関係性だと思います。
ルーシーとライナスの弟・スヌーピーの友達「リラン」のよくある質問(FAQ)
まとめ『ピーナッツ』の最終章を照らしたルーシーとライナスの弟「リラン」
リラン・ヴァン・ペルト。彼は、当初はほとんどセリフもない、背景の一部のようなキャラクターでした。
作者にすら忘れかけられた不遇の時代もありました。
しかし、1990年代以降、彼は見事な復活を遂げ、『ピーナッツ』という50年続いた壮大な物語に、新しい視点と、これまでにない深み、そして極上のユーモアをもたらす、絶対に欠かせない存在へと成長しました。
彼の目を通して描かれる幼稚園の理不尽な日常、犬を心から欲しがる純粋な願い、そしてスヌーピーとの心温まる交流は、物語の最終章を豊かに、そして優しく彩りました。
物言わぬ赤ん坊から、物語の中心で燦然と輝くスターへと駆け上がったリランの軌跡は、『ピーナッツ』が決して古びることなく、常に進化し続けた傑作であったことの、何よりの証拠と言えるでしょう。
彼の純粋でありながら、時にドキッとするほどシニカルな視点は、これからもずっと、私たちに多くのことを語りかけてくれるはずです。
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