チャールズ・M・シュルツ氏が半世紀以上にわたって描き続けた不朽の名作『ピーナッツ(Peanuts)』。
スヌーピーやチャーリー・ブラウンといった超有名キャラクターの陰で、実は物語に鮮やかな色彩と、ちょっとした「毒」を添える魅力的なサブキャラクターたちが数多く存在することをご存知でしょうか?
その中でも名前は不明のままでしたが、魅力的なキャラクターの「おさげ髪の女の子」を紹介します。

この記事では、ヴァン・ペルト家の末っ子、リラン・ヴァン・ペルトの幼稚園のクラスメートであり、読者の記憶に強烈なインパクトを残す「おさげ髪の女の子(Little Pigtailed Girl)」にスポットライトを当てます。
彼女の初登場から、リランとの微笑ましくも予測不能なエピソード、さらには二人の間に流れる絶妙な空気感に至るまで、どこよりも詳しく考察・解説していきましょう!
名前は無いけど存在感は主要キャラ級「おさげ髪の女の子」
「ねえ、リラン。ちゃんとお話聞いてる?」
そんな声が聞こえてきそうなほど、彼女の存在感は際立っています。
『ピーナッツ』の連載終了間際に現れたこの少女は、単なる「脇役」ではありません。PEANUTSの後半の主役級リランとの交流はまさに正ヒロインのような登場回数です!
彼女は、それまで「姉のルーシーに振り回される弟」や「自転車の後ろに乗せられて哲学する幼児」だったリランに、「異性とのコミュニケーション」という新たな試練(と喜び)を与えた重要な出会いなんです。
彼女が登場することで、リランのキャラクターはより多層的になり、物語は晩年特有の落ち着きと、シュルツ氏の鋭い人間観察が光るユーモアを併せ持つようになりました。
さあ、知られざる彼女の世界をのぞいてみませんか?
幼稚園のリランのヒロイン「おさげ髪の女の子」基本プロフィール

リラン「はい、先生…僕の名前は『リラン』です…よくわからないけど…みんなそう呼ぶんです…」
リラン「はい、先週ここに来るべきだったのはわかってます…でも、今はここにいますから…」
リラン「初日から『戦争と平和』を読まされるなんてこと、ないよね…」

おさげ髪の女の子「どうして先週から幼稚園に来なかったの?」
リラン「ベッドの下に隠れてたんだ…」
リラン「喉が痛いって言ってみたんだけど、それもダメだった…」
リラン「教育は大切だもんね…」
「おさげ髪の女の子」は、物語の終盤にあたる1996年9月11日に初めてその姿を現しました。
彼女は、ルーシーとライナスの弟であるリランの幼稚園のクラスメートとして登場します。
- 外見的特徴
- 茶色の髪を左右で結んだ「おさげ髪(Pigtails)」がトレードマーク。シンプルながら、一度見たら忘れないシルエットですよね。
- 本名
- 残念ながら、作中で彼女の本名が明かされることは一度もありませんでした。ファンは親しみを込めて「おさげ髪の女の子」と呼び続けています。
- 性格
- 非常に真面目で勉強熱心。リランとは対照的に、学校生活を心から楽しんでいる様子が描かれています。「優等生」という言葉がこれほど似合う園児も珍しい!
彼女の最大の特徴は、隣の席に座るリランに対して、彼の欠点をズバッと指摘したり、美術の時間に彼の描いた絵に容赦ないダメ出しを浴びせたりする「しっかり者で優等生キャラ」な性格にあります。
まるで小さなルーシーのようですが、ルーシーほど攻撃的ではなく、どこか理知的なのが彼女の持ち味です。
オススメ『不思議の国のアリス』の記憶が、当時の有名ゴルフ選手(タイガー・ウッズ)と混ざってしまっているリラン。女の子の冷静な訂正が光ります。


リラン「先生…ウサギの穴に落ちた、あのドジな子供の話をまた読んでください」
おさげ髪の女の子「『アリス』ね」
リラン「それと、チェサピーク・キャット(チェシャー猫)の話も…」
おさげ髪の女の子「『チェシャー』よ」
リラン「あと、彼女がタイガー・ウッズに会った話も…」
おさげ髪の女の子「彼女はタイガー・ウッズには会ってないわよ…」
リラン「先生、好きなのを読んでください…」



リランは基本授業を聞いていなかったり、課題を放棄して、好きなことをしたりと、不真面目さが見えますよね!おさげ髪の女の子は、そんなリランに的確なツッコミをしています!


おさげ髪の女の子「はい、先生…いいお話でした…読んでくれてありがとうございます…」
(居眠りしているリラン)
おさげ髪の女の子「起きて、リラン…お話は終わったわよ…いいところを見逃したわね…」
リラン「いいところなんてあったの?」


おさげ髪の女の子「はい、みんなこのフォーム(用紙)を一枚ずつ記入しなきゃいけないのよ…」
リラン「フォームの書き方なんて知らないよ…僕はまだほんの子供なんだ!」
おさげ髪の女の子「その小さな四角の中にチェックマークを入れるだけでいいのよ」
リラン「それならできる」
リラン「今日の学校はためになったな…フォームの書き方を習ったよ…」



おさげ髪の女の子は、もはやリランのママみたいになってる!!!!
リランを窮地に陥れた「パリ逃亡事件」の真相「おさげ髪の女の子」
「おさげ髪の女の子」を語る上で絶対に外せないのが、1997年1月に展開された「リランが停学処分を受ける」という衝撃的なエピソードです。
幼稚園児が停学って、一体何をやらかしたの!?と思っちゃいますよね。
事の始まりは、ある日元気のない彼女を元気づけようとしたリランの「優しさ(?)」でした。リランは冗談めかしてこう言ったんです。
「嫌なことがあるなら、いっそパリへ逃げちゃえばいいじゃないか。一緒に行こうよ!」
なんてロマンチックな誘い!……と大人は思うかもしれませんが、非常に素直で(あるいは少々世間知らずで)真面目すぎる彼女は、このジョークを文字通り「真に受けて」しまいました。
彼女が母親にこの話を相談したことから、事態は誰も予想しなかった方向へ転がり始めます。
恐怖の伝言ゲーム・フロー「パリ逃亡事件」リランの停学
- リラン「パリへ逃げよう」とジョークを飛ばす。
- おさげ髪の女の子 「リランに駆け落ちを誘われた!」と母親へ相談。
- 母親「うちの娘に変な勧誘をした子がいる!」と学校の先生へ報告。
- 先生「これは重大な問題だわ」と校長先生へ報告。
- 校長 リランの両親を呼び出し、厳重注意。
- 結果 リラン、「不適切な発言(ハラスメント)」で1日の停学処分に!
このエピソードは、リランの幼さと彼女の純粋すぎる性格が招いた「大いなる誤解」として、読者に強い印象を残しました。
後に、2003年のTVスペシャル『スヌーピーのクリスマス ぼくのわんこはどこ?』でもアニメ化され、彼女の「生真面目さゆえの怖さ」が遺憾なく発揮されています。


おさげ髪の女の子「もう幼稚園のことには疲れちゃったよ…」
リラン「パリに逃げない?」
リラン「真夜中の飛行機に乗れば、明日にはパリにいけるよ…」
おさげ髪の女の子「お金持ってるの?」
リラン「50セントある…たぶんビジネスクラスにアップグレードできるよ」


リラン「幼稚園で僕の隣に座ってる、かわいい女の子がいるんだ…」
リラン「いつか二人でパリに行けるかもね、って彼女に言ったんだ…」
リラン「パリがどこにあるのかさえ知らないんだけどね…」


おさげ髪の女の子「先生が、園長先生(校長先生)があなたに会いたいって」
リラン「僕を?」
リラン「はい、先生…園長先生が僕に会いたいと言ったと聞きました」
リラン「なぜ僕なんですか?僕はただの誰でもない子供ですよ…」
リラン「犬だって飼ってないのに…」


リラン「はい、園長先生…誰のことですか?おさげの女の子?もちろんです、同じ幼稚園のクラスです…」
リラン「僕が彼女をパリに誘ったかって?」
リラン「ええ、もちろん。でも、あれはただの冗談で…」
リラン「というか、どうやって…」
リラン「セクハラ(嫌がらせ)?!!」



ただの子供の空想話が、大人の社会では「ハラスメント」として処理されてしまうという、リラン・シリーズ屈指の不条理な展開です。


リラン「僕だよ!早く帰ってきたよ…」
リラン「クビになっちゃった!」



幼稚園を「停学(suspended)」になったことを、まるで会社を解雇されたかのように「クビ(fired)」と表現するリラン。彼にとって幼稚園はすでに過酷な社会のようです。


リラン「クラスの女の子がちょっと落ち込んでたんだ。だから『パリに逃げない?』って言ったんだよ。冗談だったんだ」
リラン「彼女は面白いと思って母親に話して、母親が先生に話して、先生が園長に話して、僕はクビになったんだ!」
ルーシー「停学でしょ」
リラン「たぶんね…」
ルーシー「セクハラ?」
リラン「バカげてる!」
「おさげ髪の女の子」と「リラン」との甘酸っぱい関係?幼稚園児の初恋?
リランは彼女に対して、単なるクラスメート以上の感情を抱いているかも?いつも一緒にいるし、何かと話しかけています。幼い頃の恋愛って、こんな感じかなって妄想しながら、二人を見てしまいますよね。
リアンはよく「おさげ髪の女の子」に対して話しかけ、ときにはチャーリー・ブラウンの野球の試合に彼女を誘うシーンも描かれています。


おさげ髪の女の子「野球の試合(デート)を見るのはこれが初めてなの…」
リラン「冷たい飲み物はいかがかな?」
おさげ髪の女の子「それはいいですね…」
リラン「こっちに二つ、お願い!」
(ルーシーがホースで二人に水をかけている)



男女二人でお出かけなんて、もはやデートですよね♡
一方で彼女の方はというと、リランに「授業に集中して!?」と促したり、彼の突飛な行動を冷めた目で見たりすることが多いようです。
しかし、二人のやり取りには、初期のチャーリー・ブラウンとパティ(ペパーミント パティじゃない方のパティですよ!)のような、幼い子供同士の絶妙な距離感と親密さが漂っています。
「おさげ髪の女の子」と「リラン」は絵が中心?リランの暴走と真面目な女の子


おさげ髪の女の子「私は水彩画を描くのが好き」
リラン「僕は嫌いだね…難しすぎるよ」
リラン「いいえ、先生…まだ始めてません…水がないんです…」
リラン「飲んじゃった…」


リラン「僕の人生は塗り絵みたいなもんさ!毎日、新しい絵が描かれた新しいページがあるんだ…」
おさげ髪の女の子「もちろん、線からはみ出さないように細心の注意を払ってね…」
リラン「僕の人生は、ぐちゃぐちゃな塗り絵みたいだ…」


リラン「これはボーダーコリーでしょ、ほら、こっちが彼が守ってる羊たち…」
リラン「突然、狼がやってくるんだ。そこでボーダーコリーは電話を手に取って、空爆を要請するんだ!」
おさげ髪の女の子「私たちは花の絵を描くはずなんだけど…」
リラン「これ全部、草原での出来事だよ…」


おさげ髪の女の子「何を描いてるの?」
リラン「僕の最高傑作になる予定さ…」
リラン「広大な空の下、遠くに暗い嵐の雲が立ち込める巨大な谷を挟んで、二つの強力な軍隊が対峙している風景を描いてるんだ…」
おさげ髪の女の子「水面に降り立つアヒルみたいに見えるけど…」
リラン「僕もそう呼ぶことにしたよ…『水面に降り立つアヒル』ってね」


おさげ髪の女の子「その丸いものは何?」
リラン「人々の顔だよ…」
リラン「6万人のファンで埋め尽くされたフットボール・スタジアムを描いてるんだ…」
おさげ髪の女の子「10人しか見えないけど…」
リラン「駐車場が問題だったんだよ…」


おさげ髪の女の子「先生が、私たちは花の絵を描くはずだって言ってるわよ」
リラン「花の絵なんて大嫌いだ」
リラン「僕はスーパーヒーローを描くのが好きなんだ!ほら、僕のヒーローは全宇宙を飛び回るんだぜ!」
おさげ髪の女の子「先生、気に入らないと思うわ…」
リラン「こいつの名前は『ひまわり(サンフラワー)』って言うんだ」


リラン「クロード・モネみたいに、睡蓮(スイレン)を描いてるんだ…」
おさげ髪の女の子「潜水艦みたいに見えるけど…」
リラン「これは敵の海岸をパトロールしている潜水艦なんだ…」


おさげ髪の女の子「私は美術館でたくさん学んだわ…」
リラン「僕もだよ…」
リラン「とっても大事なことを学んだと思うんだ…」
(紙を丸めて投げるリラン)
リラン「僕は絶対にアンドリュー・ワイエス(写実主義の巨匠)にはなれないってこと…」


リラン「これは先生へのバレンタインカード…見て? 大きなハートを描いたんだ…」
おさげ髪の女の子「ベイクドポテトみたいに見えるよ…」
リラン「先生はベジタリアン…だから周りにニンジンとブロッコリーを描き足すよ…」


おさげ髪の女の子「昨日はお休みだったわね」
リラン「ベッドの下に隠れてたんだ」
リラン「先生は僕が来てるかどうかなんて分かってないと思うよ…」
おさげ髪の女の子「自分を騙しちゃダメ…先生は私たちの名前の横に小さなチェックマークをつけたリストを持ってるのよ。チェックマークが12個たまると、一生追放されるわ…」
リラン「ベッドの下に明かりが必要だ…」


リラン「トーマス・ペインは言った、『今は、人間の魂が試される時である』と」
おさげ髪の女の子「彼は何について話してたの?」
リラン「切り貼りのことかな…」


おさげ髪の女の子「私たちは花を塗ることになってるのよ…」
リラン「僕は嫌だね。これはターザンがミッキーマウスを叩きのめしてるところで、こっちはダフィー・ダックがターザンを叩きのめしてるところ…」
リラン「僕は『アングラ(地下)コミック』にハマってるんだ…」
おさげ髪の女の子「地下(アンダーグラウンド)?」
リラン「ま、そんな感じ」


おさげ髪の女の子「先生は、この花を塗るように言ってるわよ…」
リラン「花は描かない…僕はアングラ・コミックを描くんだ。見て? これは火星で紫の怪物と戦っている宇宙飛行士…」
おさげ髪の女の子「女性はどこ? 女性が一人も見当たらないわ…」
リラン「(怪物を指して)こいつらは髪が長いだろ?」


おさげ髪の女の子「花を描いてないじゃない…」
リラン「これは木星から来た宇宙の花だよ…ミネアポリスを襲ってるんだけど、ターザンが助けに来るんだ…」
おさげ髪の女の子「ターザンがミネアポリスにいたなんて知らなかったわ」
リラン「冬にはそこでスケートをしてたんだよ…」
おさげ髪の女の子「あなた、ゆっくり狂い始めてるわね…」
リラン「レタリング(文字入れ)担当を誰か雇わなきゃいけないかもな…」


おさげ髪の女の子「見て? 先生がクラスのみんなの描いた花の絵を全部掲示したわよ…」
おさげ髪の女の子「そしてあっちの方、誰にも見られないような端っこにあるのが、あなたの描いたアングラ・コミックね…」
リラン「逆さまに貼ってある」


おさげ髪の女の子「今度は何を描いてるの?」
リラン「木々の間をスイングするウサギだよ」
おさげ髪の女の子「ウサギは木の間を飛び回らないわ。」
リラン「目的地へはどうやって行くの?」
おさげ髪の女の子「跳ねて行くのよ…」
リラン「跳ねてるところは描けないんだよ…」


おさげ髪の女の子「それは芸術じゃないわ…線がガタガタすぎるもの…」
リラン「それは君が僕の肘にぶつかったからだよ…」
おさげ髪の女の子「あなたが場所を取りすぎなのよ…」
リラン「芸術にボディチェック(体当たり)は無用だ…」
リランとおさげ髪の女の子は友達なの? 二人の関係性を象徴するやり取り


おさげ髪の女の子「昨日お休みだったわね…」
リラン「うん、でも今日は戻ったよ…」
おさげ髪の女の子「あなたがいない間、太った子があなたの席に座ろうとしたわよ…」
おさげ髪の女の子「だからその子を水彩絵の具の箱で叩いてやったの」
リラン「どうしてあの子が赤、青、緑、黄色の混ざったシャツを着てるのか不思議に思ってたんだ…」



おさげ髪の女の子が可愛すぎた♡リラン以外が隣に来たら、嫌なのね!!


おさげ髪の女の子「お互いの顔を描くことになってるわよ…」
リラン「ええと、顔を横に向けて。僕は横顔しか描けないんだ…」
おさげ髪の女の子「未来を希望で見つめているような表情をしようとしてるんだけど…」
リラン「いいよ…僕はただ君の耳を描いてるだけだから…」



リラン…お互いの顔を描きあうなんて、キュンな展開なのに、絵に夢中なのはダメだよ~
- リラン 「となりのかわいい女の子♡でも、絵を描くことに夢中」
- おさげ髪の女の子「隣のよくわからない男の子…」だけど、気になる?実は隣にリラン以外の男の子が座ったなら、絵の具の箱で叩いちゃうくらいには、リランのことが好きなのかもね!
この温度差!でも、リランが彼女に認められようと背伸びする姿は、見ていて本当に微笑ましいものです。


おさげ髪の女の子「リラン、昨日はどこにいたの?」
リラン「一日中、ベッドの下に隠れてたんだ…」
リラン「たまには誰だってそうすべきだと思うよ…」
おさげ髪の女の子「それについて、あなたのパパはどう思ってるの?」
リラン「パパは今日、仕事に行かなかったよ…パパもベッドの下に隠れてるんだ…」



リランの登校拒否は、実は父親譲り(?)だったという衝撃の事実!おさげ髪の女の子は将来を心配していそうですね。
「おさげ髪の女の子」と「リラン」シリーズ最終盤 子供同士のピュアさ


リラン「もっとアクションを!もっと色彩を!」
おさげ髪の女の子「今日は花を塗ることになってるんだけど」
リラン「花は描かない。アングラ・コミックだ。見て? ビリー・ジャン・キングとダフィー・ダックが、海賊船からロング・ジョン・シルバーを投げ飛ばしてるところだ…」
リラン「この作品には大きな計画があるんだ…」
リラン「はい、先生…これらは連続番号入りの限定版プリントになります…」
リラン「各プリントには署名と、本物であることを証明する鑑定書が付きます…」
先生「……(無言)」
リラン「はい、先生…わかりました…」
おさげ髪の女の子「先生、なんて言ったの?」
リラン「今日は花を塗りなさいって…」
彼女は『ピーナッツ』の歴史においても、非常に重要なポジションにいます。
2000年2月に連載が終了する直前、2000年1月30日のストリップ(最後から3番目のサンデー版エピソード)にもリランと共に登場しているんです。
シュルツ氏が最後に描きたかった日常の中に、彼女は確実に存在していました。
また、2015年に公開されたCG映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』の予告編でも、劇場のシーンでチャーリー・ブラウンの後ろの席に座っている彼女の姿が確認できます。
リランのお母さまについての日常会話 可愛すぎた♡


リラン「ルーシーが、僕たちは美術館に行くんだって言ってたけど…美術館では何をするの?」
おさげ髪の女の子「絵を見るのよ…」
リラン「本当? もしかしたら僕のママの写真(絵)もあるかな…」
おさげ髪の女の子「どうしてあなたのママの写真があるのよ?」
リラン「ママはとっても美人だから…」
褒められ慣れていないリラン♡たまに褒められて、動揺しちゃったのかな♡


おさげ髪の女の子「素敵な靴ね、リラン」
リラン「いい感じだよ…」
リラン「前の靴はいつも少しきつかったんだ。この色は好きだし、底は弾むような感じだし、紐も結びやすいんだ…」
おさげ髪の女の子「褒められた時は、『ありがとう』って言えばいいのよ」
リラン「ごめん…これまで一度も褒められたことがなかったから」
トリビア?「おさげ髪の女の子」は「おさげ」か「三つ編み」か?


彼女の名前は一般的に「Little Pigtailed Girl(おさげ髪の女の子)」と呼ばれますが、ちょっとした言語的な謎があります。
1997年1月16日のストリップにおいて、リランは彼女のことを「Little girl with the braids(三つ編みの女の子)」と呼んでいるんです。





英語では「Pigtails」は結んだ髪全体を指し、「Braids」は編み込まれた髪を指すことが多いのですが、作画上はシンプルな「おさげ」に見えます。シュルツ氏の中では、もしかしたら細かく編み込まれたイメージだったのかもしれませんね。
ちなみに、『ピーナッツ』の世界でおさげ髪や三つ編みのキャラクターは彼女だけではありません。
- バイオレット・グレイ
- 初期からのメンバーで、ポニーテールやおさげ姿が多い。
- ソフィー
- サマーキャンプでマーシーたちと一緒だった女の子。
- ドリー、ミミ、ネル
- 特定のエピソードに登場する少女たち。
これらのキャラクターの中でも、リランという「新しい世代の主人公」に最も大きな影響を与えたのは、間違いなくこの「おさげ髪の女の子」だと言えるでしょう。


「おさげ髪の女の子」のFAQ よくある質問
まとめ 物語を豊かにした名もなき少女「おさげ髪の女の子」は可愛い
「おさげ髪の女の子」は、本名すら与えられなかった脇役でありながら、リランの成長と日常を描く上で不可欠な対照軸でした。
彼女のあまりにも真面目な振る舞いと、リランの自由奔放(という名の幼さ)がぶつかり合うことで、シュルツ氏は晩年の『ピーナッツ』に新たなユーモアと、切なくも温かい人間ドラマを吹き込んだのです。
彼女のような「名脇役」を知ることで、『ピーナッツ』の世界はより深く、より魅力的に見えてきませんか?
スヌーピーやチャーリー・ブラウンの物語を読み返す際は、ぜひリランの隣に座る、あの「おさげ髪の女の子」に注目してみてください。きっと、新しい発見があるはずです!
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