ピーナッツ(Peanuts)の隠れた名脇役「バッドコール」ベニーとは?テニス界の卑劣な「アウト!」の男の子

ピーナッツ(Peanuts)の隠れた名脇役「バッドコール」ベニーとは?テニス界の卑劣な「アウト!」の男の子
スポンサーリンク

全てを「アウト」にしてしまう困った男の子「ベニー」

チャールズ・M・シュルツ氏が描く不朽の名作『ピーナッツ』。

皆さんが思い浮かべるのは、チャーリー・ブラウンの不運やスヌーピーの変装、あるいはシュローダーのピアノでしょうか?

でも、この作品の本当の奥深さは、一瞬の火花のように登場して強烈な印象を残していく、個性豊かなサブキャラクターたちにあるんです。

今回スポットライトを当てるのは、1980年代のテニスエピソードで読者の度肝を抜いたあの男の子。そう、「バッドコール」・ベニー(”Badcall” Benny)です!

このブログでは、記事を読んでいたたいている皆さんに最適なスヌーピー情報をお届けすることを目指しています🐶
この記事で紹介すること

「ルール?そんなの俺が決める!」と言わんばかりの横暴なプレースタイルと、意外すぎるほど脆い(?)メンタルを併せ持つ彼は、まさに名脇役。スヌーピーやモーリー・ボレーと繰り広げた、スポーツマンシップをどこかに置き忘れたような激闘の数々。ピーナッツ(Peanuts)の隠れた名脇役「バッドコール」・ベニーのすべてを、この記事で余すところなく掘り下げていきましょう!

スポンサーリンク
目次

ピーナッツの脇役「バッドコール」ベニーのプロフィールと性格

ベニーは、スヌーピーのテニスライバルとして知られる「泣き虫」ブービー(”Crybaby” Boobie)の混合ダブルスのパートナーとして、颯爽と(?)登場しました。しかし、その中身は「爽やか」とは程遠いものでした。

ピーナッツの脇役「バッドコール」ベニー 悪名高きニックネームの由来とは

彼の代名詞、それが「バッドコール(不当な判定)」です。

テニスを少なからず嗜む人なら、ライン際のアウト・イン判定で熱くなる気持ちは分かりますよね?でも、ベニーの場合は次元が違います。

彼の最大の特徴は、ニックネームの通り「何でもアウト(外れた)と判定してしまう」という清々しいほどの悪癖。

相方のモーリー・ボレーが呆れ果てて語ったところによれば、なんとモーリーがテニスボールの缶を「シュポッ」と開けた音を聞いただけで「アウト!」と叫んだことがあるとか。もはやボールが飛んでいるかどうかすら関係ありません。確信犯、ここに極まれりといった感じでしょうか?

ピーナッツの脇役「バッドコール」ベニーの無礼な態度とモーリーとの対立

1982年4月23日
ライナス「試合の調子はどうだい?」
チャーリー・ブラウン「問題が発生してるみたいだ……」
モーリー「今のボールはインだったわ!」
ベニー「アウトだった!!」
モーリー「
ネットを越えてそっち側に行って、話し合ったほうがよさそうね……
ベニー「おっしゃる通りです……インでした!

ベニーの性格に難があるのは、審判能力(?)だけじゃありません。初対面の人間に向かって放つ言葉のナイフが、これまた鋭いんです。

初対面の際、あろうことか彼はモーリー・ボレーに対して挨拶もせず、「太い脚(Fat Legs)のボレー」と呼び捨てにしました。

いくら勝負の世界とはいえ、これは完全にアウト(判定どおり!)ですよね。

1982年4月20日ベニーは殴られることにビクビクですね。
モーリー「いいわ、ふざけるのはおしまい。試合を始めましょう。サーブを決めるためにラケットを回して(スピン)!」
ベニー「また口を殴ったりしないよな?」
モーリー「もしあんたが私のことを『太い足』って呼んだら殴るわ。でも、こうしましょう……」
モーリー「もし私がまたあんたを殴ったら、『レット(やり直し)』にしましょう!」

しかし、相手が悪かった。激怒したモーリーから顔面に強烈なパンチを食らったことで、彼は一瞬にして上下関係を理解します。

それ以降、モーリーが近づくだけで、「あ、今のはイン(入った)だった……」と即座に前言撤回する臆病者へと変貌するのです。この手のひら返し、どこか人間味があって憎めないと思いませんか?

スポンサーリンク

コミックにおける歴史とストーリー 1982年4月の「バッドコール」ベニー

ベニーが『ピーナッツ』の紙面を賑わせたのは、1982年4月のわずか数日間。しかし、その存在感は主役級でした。

スヌーピーとモーリーはテニスのペアになります

1982年4月12日 モーリーは太ったことを気にしているみたい…女の子だもんね!
モーリー「ねえ、相棒(パートナー)!私よ、モーリー・ボレーよ!」
スヌーピー(?)
モーリー「今週、テニスの混合ダブルスの大会があるの… あなた、体調は万全でしょうね…」
モーリー「体重が増えたのは分かってるわ。でも、もしそのことに触れたら、ラケットで頭をぶっ叩いてやるから!」
スヌーピー(心の声)「ラケットで頭を叩かれるって分かってる時は、僕だって慎重さの権化になれるのさ!」

実はスヌーピーはテニスがお上手?

1982年4月19日
ベニー「私たちは犬と対戦するの?」
モーリー「これは混合ダブルスのトーナメントですよね?」
モーリー「言っておくけど、彼は
デイジーヒル子犬園でナンバーワンの選手だったんだから……」
モーリー「そうよね、スヌーピー?」
スヌーピー(心の声)「実は、
決勝のタイブレークで左利きのセントバーナードに負けたんだ!」

スヌーピーはデイジーヒル子犬園でナンバー2の選手だったみたいですね!とってもお上手!

初言及(1982年4月15日)

モーリー「第1ラウンドの対戦相手を見てよ… “泣き虫”ブービーと、“誤審(バッドコール)”のベニーよ!」
モーリー「ブービーは何にでも文句をつけるし、
ベニーは全部「アウト」って判定するんだから!」
モーリー「前にベニーと対戦した時のことを覚えてるわ…」
モーリー「
私がボールの缶を開けた瞬間に、あいつアウトって言ったのよ!」

嵐の予感はここから。モーリー・ボレーが、次の対戦相手が「バッドコール」・ベニーと「泣き虫」ブービーの卑劣(最悪?)コンビであることを知り、スヌーピーに警告するシーンで初めてその名前が浮上しました。

初登場とパンチ事件(1982年4月16日)

ライナス「何が起きてるんだい?」
チャーリー・ブラウン「混合ダブルスのテニス・トーナメントの第1ラウンドだよ。」
チャーリー・ブラウン「スヌーピーとモーリー・ボレーが、“泣き虫”ブービーと“誤審”のベニーと対戦してるんだ。」
チャーリー・ブラウン「ほら、ちょうど自己紹介をしてるところだ… きっとすごく丁寧に挨拶してるんだろうね…」
ベニー「
おやおや、これはこれは “太い足”のモーリーじゃないか!!
チャーリー・ブラウン「信じられない!モーリー・ボレーが“誤審”のベニーの口をひっぱたいたぞ!」
モーリー「私のことを“太い足”なんて呼ぶやつは、ただじゃおかないわよ!!」
ブービー「僕のパートナーの口を叩いたな!」
モーリー「だまりなさい、“泣き虫”ブービー!」
スヌーピー(心の声)「ああ、春が来たらウィンブルドンに行きたいもんだねぇ…

ついにベニーが姿を現します。前述の通り、モーリーを侮辱して返り討ちに遭うという、伝説のデビューを飾りました。

すぬ

女の子に太った系の話題は「ぶっ飛ばされても仕方ないよね」一発だけで良かったね!!

試合の結末

1982年4月30日( 「バッドコール」ベニーの最後の登場)
モーリー「わかったわ、このポイントはやり直しよ… 私のパートナーがサーブを打つ番だったんだから…」
モーリー「私のパートナーはどこ!?」
スヌーピー(心の声)「具合が悪いんだ…」
モーリー「あんた、チョコチップ・クッキーを全部食べたわね!!」
ブービー「僕たちの不戦勝だ!」
モーリー「もう、やってらんないわ!!!

誰もが激戦を予想したこの試合、結末はあまりにもシュールでした。スヌーピーが直前にクッキーを食べ過ぎてしまい、激しい腹痛(?)で棄権。結果、ベニーとブービーのペアが棚ぼたの不戦勝(デフォルト勝ち)を収めることに。

結局、実力で勝ったのかどうかすら怪しいまま、彼はコミックから姿を消しました。

それでも読者の心に「あのアウト男、何だったんだ……」という深い爪痕を残したのです。波乱万丈な短編劇でしたね。

スポンサーリンク

アニメーションとゲームへの登場 ピーナッツの脇役「ベニー」

長年「知る人ぞ知る」存在だったベニーですが、21世紀になって再び脚光を浴びています。

  • アニメ
    • Apple TV+で配信中の『スヌーピー プレゼンツ:小さなことに大きな意味がある(It’s the Small Things, Charlie Brown)』。ここで彼は密かにカメオ出演を果たしています。古いファンなら「おっ、ベニーじゃないか!」と叫んだに違いありません。
  • ゲーム
    • スマホアプリ『スヌーピー ライフ(Snoopy’s Town Tale)』では、2021年のサマーイベントで実装。その後、恒久的なキャラクターとして街に住み着くようになりました。あなたの街でも、彼がどこかで「アウト!」と叫んでいるかもしれませんよ?

スヌーピー ライフ(Snoopy’s Town Tale)は、現在ではサービス終了となってしまいました。可愛かっただけに、復活してほしいです(´;ω;`)

スポンサーリンク

ピーナッツの脇役「ベニー」の豆知識 ベニーとブービーは兄弟?

ピーナッツ公式様から引用しています

ちょっとした裏話を紹介しましょう。実は、ピーナッツの公式サイトでは、ベニーのことを「『泣き虫』ブービーの荒っぽい兄」と紹介していた時期がありました。

えっ、兄弟なの?と思った方、鋭い!

でも残念ながら、原作コミックの文脈を辿ると、彼らはあくまで混合ダブルスのテニスパートナー。血の繋がりがあるという描写はどこにもありません。公式さえも混乱させてしまう、それこそがベニーの持つ「バッドコール」な影響力なのかもしれませんね。

すぬ

もしかすると、ピーナッツ公式様のいうとおり、実は兄弟って線もあるのかな?

スポンサーリンク

ピーナッツの脇役「ベニー」 よくある質問 (FAQ)

ベニーはその後、モーリー・ボレーと仲直りしたのですか?

仲直りというか……「恐怖による支配」に近い状態でしたね(笑)。彼女が拳を握るだけで震え上がるベニーの姿は、ある種の名コンビ感すら漂っていました。

なぜ彼はそこまで「アウト」にこだわったのでしょう?

おそらく、技術的に勝てない部分を審判(セルフジャッジ)で補おうとしたのでしょう。シュルツ氏流の「人間のズルさ」をカリカチュアした結果と言えます。

彼は他のスポーツにも登場しますか?

いいえ、彼の活躍(?)はテニスコートの中に限定されています。もし野球にいたら、ストライクゾーンを巡ってチャーリー・ブラウンと一生揉めていたことでしょう。

スポンサーリンク

まとめ ピーナッツ(Peanuts)の隠れた名脇役?「バッドコール」ベニー

いかがでしたか?ピーナッツ(Peanuts)の隠れた名脇役の「バッドコール」・ベニーを通して、彼のあまりにも人間臭く、そして迷惑な(笑)魅力が伝わったなら幸いです。

完璧なヒーローばかりが登場する世界よりも、ベニーのように弱点だらけで、時にはずる賢く、そして強い相手にはめっぽう弱い……そんなキャラクターがいるからこそ、『ピーナッツ』という作品は、時代を超えて私たちの心に響くのかもしれません。

次にテニスをするとき、際どいラインにボールが落ちたら、ぜひベニーの顔を思い出してみてください。きっと、「今のインだよ!」と素直に言いたくなるはずです。

私たちは、これからもピーナッツの奥深い世界観をより深く理解していただくために、こうしたマイナーだけど愛すべきキャラクターたちの魅力を発信し続けていきます。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次