みなさん、こんにちは!
突然ですが、スヌーピーでおなじみの名作漫画『ピーナッツ』って、可愛いだけのアニメだと思っていませんか?
いやいや、実はチャールズ・M・シュルツ氏が描く原作コミックの世界は、かなりシュールで、時には胸がキリキリ痛むようなほろ苦いユーモアに満ちているんです。
今回は、そんな『ピーナッツ』の長い歴史の中でも、ファンの間で「隠れた迷作」として語り継がれている奇妙な騒動をピックアップ!
1983年3月に公開された『ピーナッツ』のコミックから、チャーリー・ブラウンが直面した「ペリカン・マスコット事件」を紹介します。

「えっ、チャーリー・ブラウンがペリカンってどういうこと!?」と思ったそこのあなた。
パティの無茶振りと、相変わらず不憫すぎるチャーリー・ブラウン、そして最後に美味しいところを全ドロボウしていくスヌーピーの活躍を、クスッと笑えるディープな視点から一緒にチェックしていきましょう!
期待に胸を膨らませるチャーリー・ブラウン(でも現実は非情!?)

ペパーミント パティ「野球チーム『ペリカンズ』の理事会を始めます!」
ペパーミント パティ「今日はチャックに電話をするかどうかの決を採ります… 私は『賛成』!!」
マーシー「私は『反対』に一票」
フランクリン「決められないよ」
ペパーミント パティ「じゃあ『賛成』に決定!」
フランクリン「どうして?」
ペパーミント パティ「私の声の方が大きかったからよ!」
物語の幕開けは、いつも通り突飛なペパーミント パティの思いつきから始まります。
彼女が率いる野球チーム「ペリカンズ」の理事会(メンバーはパティやマーシーたち)で、ある議題が持ち上がったのです。それは、「チャック(チャーリー・ブラウンの愛称)をチームに呼ぶかどうか」というもの。
パティの独断に近い形というか、ぶっちゃけ「私の声の方が大きかったから賛成!」という超ジャイアン的な意思決定で招待が決定!さっそくチャーリー・ブラウンに連絡が入るわけです。
何も知らないチャーリー・ブラウンは、電話をもらった瞬間からもう大はしゃぎ!

マーシー「こんなこと言うべきじゃないんでしょうけど、チャールズ、言わなきゃいけない気がして…」
マーシー「ペパーミント パティが、あなたに野球チームを手伝ってくれって頼みに行くわ」
チャーリー・ブラウン「僕にピッチャーをやってほしいってこと?」
マーシー「あなたのその楽観主義は、額に入れて飾るべきね、チャールズ」
「えっ、僕にピッチャーをやってほしいってこと!?」
なんて、期待に胸を膨らませちゃって……。

ペパーミント パティ「ねえ、チャック… 今年、私の野球チームを手伝ってくれない?」
ペパーミント パティ「あなたみたいな人が本当に必要なのよ、チャック…」
チャーリー・ブラウン「でも、自分のチームはどうなるの?」
チャーリー・ブラウン「僕が抜けたら、みんな悲しむと思うんだ」
ルーシー「そうかしら?」
すぬルーシーの「そうかしら?」がとっても心に刺さる…
あまりの嬉しさに、「僕が抜けたら、自分のチームの仲間が悲しむかも……」なんて、いらぬ心配まで始める始末。
チャーリーブラウン、普段の自分の勝率を忘れたのかい?とツッコミを入れたくなりますが、この切ないほどの楽観主義こそが彼の魅力なんですよね。
しかし、悲しいかな。パティの狙いは、彼の「野球の才能」なんかでは微塵もありませんでした。っていうか、むしろ真逆の方向だったのです……。
マーシーがチャーリーブラウンのために、ペパーミントパティに言い合いに!?ルーシーの説得にイライラの様子のペパーミントパティ。
そんなパティの様子を見て、マーシーはすかさず、 「そのイライラ、甲状腺の問題か罪悪感のどちらかですね」 と、小学生とは思えない斜め上の鋭いツッコミを言い放ちます。このドライな関係性、本当に最高ですよね!


マーシー「やったんですね、先生? チャックに電話して、チームに彼が必要だって言ったんですね!」
ペパーミント パティ「ええ、そうよ、マーシー。」
マーシー「でも彼が思っているような理由じゃないでしょ!」
マーシー「彼は自分がピッチャーか、ライトか、ラインバッカーか、ゴールキーパーか何かに選ばれると思ってるのよ!」
ペパーミント パティ「見てよ、マーシー、あんまりイライラさせるから髪が抜けてきちゃったわ」
マーシー「甲状腺の問題か、罪悪感のどちらかですね、先輩」



マーシーがずっーとチャーリーブラウンのことを考えてくれるのが、とってもキュンですよね。可愛すぎる!お付き合いしちゃえばいいのに!


チャーリー・ブラウン「ペパーミント パティが、彼女のチームに僕が必要だって言ってるんだ」
サリー「もちろんよ。去年も同じこと言われて、結局ポップコーン売りをさせられたじゃない!」
チャーリー・ブラウン「忘れてたよ…」
サリー「あんたのその石頭で、記憶から追い出したんでしょうね!」
2まさかの役割は「巨大な鳥」!?地獄のコスチューム生活


ペパーミント パティ「まあ、チャック、来てくれたのね…」
チャーリー・ブラウン「呼んでくれて嬉しいよ…」
チャーリー・ブラウン「いいピッチャーが必要なんだろう?」
チャーリー・ブラウン「内野手? 外野手? 指名打者? キャッチャー? 惜しい? あとは何がある?」
チャーリー・ブラウン「なんてこと!」
意気揚々とパティのもとへ駆けつけたチャーリー・ブラウン。
尻尾を振る犬のようにはしゃぎながら、彼はパティに質問を投げかけます。
「内野手? 外野手? それともキャッチャー!?」
そんな期待に満ちたキラキラした目を向ける彼に対し、パティがニヤリと提示したのは、選手としてのポジションではなく、まさかの「チーム・マスコット」としての役割でした。


ペパーミント パティ「こういうことなの、チャック… 大リーグのチームにはみんなマスコットがいるでしょ?」
ペパーミント パティ「私たちのチーム名は『ペリカンズ』よね? それで、あなたに着てほしいコスチュームがあるの…」
ペパーミント パティ「さあ試着してみて、チャック… どう思うか見せて」
ペパーミント パティ「わあ!」
マーシー「(!)」
え、マスコット!?そう、チーム名「ペリカンズ」にちなんで、彼に用意されていたのは野球のグローブではなく、巨大なペリカンのコスチュームだったのです!
パティは「最高よ!」「本物のペリカンみたいに踊り回るの!」と、一人でテンションMAXのノリノリ状態。
対するチャーリー・ブラウンは、頭からすっぽり巨大な鳥の着ぐるみを着せられ、「うぅ、息ができない……」と完全に困惑気味です。


チャーリー・ブラウン「息ができない」
ペパーミント パティ「心配しないで、チャック… 最高よ!」
ペパーミント パティ「羽をバタバタさせて踊り回るのよ… 本物のペリカンみたいにね… ファンはアクションが大好きなの!」
ペパーミント パティ「開幕戦のために、何か特別なことが必要なのよね…」
ペパーミント パティ「ヘリコプターからあなたを投下できないかしら…」


ペパーミント パティ「明日は初戦よ、チャック… 家に帰ってしっかり休んでほしいの…」
ペパーミント パティ「でもコスチュームは脱いじゃダメよ! ペリカンのことを考え、ペリカンになりきるのよ!」
チャーリー・ブラウン「『ペリカンを思え… ペリカンになれ…』」
チャーリー・ブラウン「(ペリカンの鳴き真似)」
さらにパティの暴走は止まりません。
「ペリカンになりきるのよ!プロ根性を見せなさい!」 と、なんと寝る時すらコスチュームを脱がないように命じるのです。いくらなんでも理不尽すぎるでしょパティ!でも、断れないのが我らがチャーリー・ブラウンの悲しい性なのでした。
屈辱と友情、そして衝撃の結末(やっぱりあのイヌが……)


ライナス「チャーリー・ブラウン? ペパーミント パティの野球チームでマスコットをやってるって本当かい?」
ライナス「変なペリカンの格好をさせられて、ずっとそれを着てろって言われてるって聞いたけど…」
ライナス「何て言ったんだい? 声がこもって聞こえるよ… なんで声がこもってるんだ?」
チャーリー・ブラウン「説明するのが難しいんだ…」


チャーリー・ブラウン「マーシー! ここで何をしてるんだい?」
マーシー「その馬鹿げたコスチュームを脱いでほしいのよ、チャールズ。これ以上自分を辱めるのはやめて!」
マーシー「自分のためじゃないなら、あなたのことが好きな誰かのためにやって」
サリー「彼女にキスしなさいよ、この石頭!」
さて、巨大なペリカンと化したチャーリー・ブラウンに、周囲の友人たちが黙っているはずがありません。
- ライナスの反応
- 「おいおい、なんて変な格好をさせられているんだ……」と、純粋に彼の身を案じて心配してくれます。やっぱりライナスは優しいなぁ。
- マーシーの説得
- 一方のマーシーは超現実的。「チャック、これ以上自分を辱めるのはやめてください」と、本当に心配そうなトーンで脱着を説得します。マーシーがとってもヒロインしていて、悲しくなる!
みんなに止められ、コスチュームの中で身も心もボロボロになっていくチャーリー・ブラウン。


ペパーミント パティ「私たちのペリカンはどこ? 試合が始まるわよ! チャックとペリカンのコスチュームはどこなの?!」
マーシー「来ないほうがいいって言いました… 屈辱的だって伝えたんです…」
ペパーミント パティ「マーシー!」
マーシー「私の名前です」
ペパーミント パティ「マーシー!!」
マーシー「また正解です」
そして、ついに迎えた運命の初戦の日。球場にマスコットが現れないことに、パティは気が気ではありません。「チャックのやつ、逃げたんじゃないでしょうね!?」とイライラを募らせます。
マーシーはここでも、チャーリーブラウンを擁護します。私が来ない方がいいって言ったなんて…本当にヒロインしてる♡
と、そこへ……ついにトボトボとペリカンが登場!
それを見たパティは手のひらを返したように大喜び。


ペパーミント パティ「私たちのペリカン! 来たわ!」
ペパーミント パティ「はは、マーシー、あなたの負けね! チャックはあなたの愚かな助言なんて聞かなかったわ。とにかく来たんだから!」
ペパーミント パティ「頭を外して、チャック… ご褒美に大きなキスをしてあげる!」
(コスチュームの中から現れたのはスヌーピー)
「ほら見なさい!マーシーより私をチャックは選んだの♡私のキス欲しさに、マーシーのアドバイスを無視して来てくれたんだわ!」
自意識過剰ここに極まれり、といった様子で、愛しの(?)チャックを褒め称えようと、勢いよくペリカンの頭をスポンサーッと外します。
ところがギッチョン! 中から現れたのは、チャーリー・ブラウンではなく、涼しい顔をしたスヌーピーでした!!
ガビーン!とショックを受けるパティをよそに、スヌーピーは「やれやれ、マスコットの仕事も楽じゃないね」と言わんばかりのスター性を見せつけ、物語は幕を閉じます。



ペリカンズスヌーピー可愛すぎる♡
チャーリー・ブラウンがどこへ行ったのかって?それはシュルツ先生のみぞ知るです。
「ペリカン・マスコット事件」エピソードの魅力
さて、ここまでストーリーを追ってきましたが、いかがでしたでしょうか?
改めて、1983年3月に公開された『ピーナッツ』のコミックから、チャーリー・ブラウンが直面した「ペリカン・マスコット事件」このエピソードに詰まっている『ピーナッツ』ならではのディープな魅力を、4つのポイントに分けて整理してみましょう!
- パティの圧倒的な強引さとジャイアン気質
- 「私の声が一番大きかったから採用!」という、民主主義をガン無視したリーダーシップ(笑)。彼女の人の話を聞かない暴君ぶりが、お話をグイグイ引っ張ります。
- チャーリー・ブラウンの切なすぎる悲哀
- 「僕、ピッチャーかな?」というワクワクから、一瞬で「息ができない鳥」へと転落する落差。世界一不憫な主人公の真骨頂がここにあります。
- マーシーのクールすぎる辛辣ツッコミ
- パティの機嫌の悪さを「甲状腺の病気か罪悪感」と分析するセンス。ただのイエスマンじゃない彼女のキャラクターが光っています。ずっーとチャーリーブラウンを心配している姿がとっても印象的!可愛い!
- スヌーピーの「美味しいところ全ドロボウ」精神
- 苦労はチャーリー・ブラウンにさせ、最後の最後でスポットライトを浴びる。この世渡り上手なビーグル犬のスター性には脱帽です。
ペリカンズスヌーピーのグッズが可愛すぎる♡


PEANUTS Cafe Online Shop様より画像を引用しています。
PEANUTS Cafeの公式オンラインショップで展開されている「PELICANS(ペリカンズ)」コレクションは、1983年のコミックに登場した野球チームをモチーフにしたファン必見のシリーズです。
特に名古屋のPEANUTS Cafe NGO(名古屋)に関連した限定感のあるアイテムが豊富にラインナップされています。
まず注目したいのは、チームデザインを身にまとった愛らしいスヌーピーのぬいぐるみやアクセサリーです。
「おすわりぬいぐるみ」や「マスコットキーチェーン」、「ぬいバッチ」など、スヌーピーと一緒にペリカンズを応援したくなるような可愛いアイテムが揃っています。
日常で使いやすいアパレルやバッグも充実しており、ロングスリーブTシャツやキャンバストートバッグ、バンダナなどはカジュアルなファッションのアクセントにぴったりですね。
さらに、お家でカフェ気分を楽しめるテーブルウェアも魅力です。ロゴ入りのカフェグラスやジョッキに加え、ユニークな「ペリカンズ コインバンク(貯金箱)」といったインテリア雑貨も用意されています。
これらの商品は、PEANUTS Cafeのオンラインショップにてコレクションとしてまとめられており、在庫があればいつでも購入可能です。1983年のエピソードを感じさせる特別なデザインを、ぜひお手元に迎えてみてはいかがでしょうか。



メルカリにも可愛いグッズが並んでいますね♡是非覗いてみてね!


ピーナッツのFAQ よくある質問
まとめ ザ・ペリカンズのストーリーはいかが?
今回は、1983年3月に公開された『ピーナッツ』のコミックから、チャーリー・ブラウンが直面した「ペリカン・マスコット事件」を紹介しました。
ただ可愛いだけじゃない、キャラクターたちのエゴや悲哀、そしてクスッと笑えるシュールなオチ。これぞまさに、チャールズ・M・シュルツ氏が描きたかった『ピーナッツ』の真髄と言えるのではないでしょうか?
チャーリー・ブラウンの不憫な姿に涙しつつも、最後に全部かっさらっていくスヌーピーの姿には「やっぱりお前が主役か〜い!」と叫ばずにはいられません。みなさんもぜひ、この機会に1980年代のちょっとビターで奥深い『ピーナッツ』の世界を、コミックアーカイブなどで覗いてみてくださいね!
それでは、また次回のブログでお会いしましょう!バイバイ!
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